リベラルスタディーズ

 社会で貢献するためには、自ら問題を発見し、それを解決へ導く力が必要です。そのために、総合的学習の時間のほか課外活動を通じて、調べる・聴く・読む・書く・考える・語るという能動的な活動を、チームで行う体験などを通して積み重ねていきます。全国約3万5千人の中高生が取り組む探究学習プログラム「クエストエデュケーション」、国連が定める持続可能な開発目標「SDGs」から「クリーンなエネルギー」や「住み続けられるまちづくり」などテーマにそった探求、スウェーデンではじまった世界稀少・難治性疾患患者の生活の質の向上を目指す「RDDプロジェクト」などがあります。また、研究・開発に挑戦する中高生のための学会「サイエンスキャッスル」は,関西大会が本校を舞台に開催されています。

クエストエデュケーション

 本校では企業からミッションが与えられる「コーポレートアクセス部門」、世の中の困っている人を救う企画を考える「ソーシャルチェンジ部門」、新商品の開発を行う「スモールスタート部門」等に取り組んでおり、地区予選を勝ち抜いたチームが参加できる「クエストカップ全国大会」に4年連続出場しています。今年度も放課後等を利用して「全国制覇」を目指して切磋琢磨しています。

クエストエデュケーション

RDDプロジェクト

 2018年度から生徒が主体となって「RDD明星」を企画・開催してきました。開催にあたり生徒たちは稀少・難治性疾患患者の方々だけでなく、医療、製薬、行政、報道、スポーツなど、さまざまな分野の方々と直接出会い、「リアルな言葉」に触れることで、その領域の知識を深め、社会の課題解決に貢献できる素養を身につけていきます。

RDDプロジェクト

サイエンスキャッスル

 企業・大学の研究者・大学院生と連携し中高生が多様な研究を実践できる学会です。

関西大会のようす(本校)

サイエンスキャッスル1
サイエンスキャッスル2

「さかなの腸内細菌」の研究

 「さかなの病原菌を不活性化させる物質を出す腸内細菌」を研究テーマに取り組みました。
長浜バイオ大学と多くの先生方にご協力をいただきながら、さまざまなさかなの消化器官から細菌を採取し培養を重ねることで、レンコダイという海水魚の腸内に生息する細菌が、病原菌の活性化を抑える抗菌物質を分泌している可能性が高いことがわかりました。その研究成果からマリンチャレンジ2019の全国大会へと進み、最優秀賞を受賞することができました。今後はさらに詳細な研究を行い、物質の特定へと進めていきたいです。
中崎 宏哉さん(高校3年)

中崎 宏哉さん(高校3年)